地域の医師養成 内子で愛媛大講座開設記念式『愛媛新聞』2010年6月23日付

『愛媛新聞』2010年6月23日付

地域の医師養成 内子で愛媛大講座開設記念式

内子町の寄付で愛媛大医学部に今春できた「地域生活習慣病・内分泌学講座」の開設記念式が22日、町内であった。講座は済生会小田診療所(内子町小田)を医師研修の「サブセンター」と位置づけ、4月から研究と診療をしている。稲本隆寿町長は「(サブセンター方式が医師不足に悩む)中山間地域の新しい医療システムになればありがたい」、柳沢康信学長は「愛媛大は特に地域の医療や教育に責任を背負っている」と述べた。

同講座は、高血圧や糖尿病、高脂血症など生活習慣病の調査研究を通して、地域医療に携わる医師を育てるのが目的。町が愛媛大に年額2300万円を5年間寄付することで設置されており、常勤医が1人になっていた小田診療所には医学部から内科医2人が週2―3回訪れ、診療支援もしている。

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