子どもの学び、社会で支援 09年度文部科学白書 子どもの学び、社会で支援 09年度文部科学白書 共同通配信2010年6月18日付

共同通配信2010年6月18日付

子どもの学び、社会で支援 09年度文部科学白書

文部科学省は18日、子どもの学びを社会全体で支援する意義をアピールした2009年度の文部科学白書を発表した。

白書は、08年度の全国学力テストを受けた公立小6年の一部調査を基に、保護者の年収が高い世帯ほど子どもの学力が高く、経済格差が教育格差につながる恐れがあると指摘。「若者の能力や可能性を引き出す機会が減る」と懸念を示した。

政府支出に占める教育費割合が国際的に低いことにも触れ、重点課題として(1)大学の授業料減免の拡大(2)義務教育段階での教職員増と少人数学級の実現―などを挙げた。

今春スタートした高校無償化では、授業料が比較的高い私立高についても、国が支給する就学支援金に加え、自治体の低所得世帯向け減免補助制度を併用する形で、4月現在、37道府県で無償化を実現したと強調した。

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