北陸大、理事長報酬増額を撤回 文科省指摘で 共同通信配信記事 2010年6月7日付

共同通信配信記事 2010年6月7日付

北陸大、理事長報酬増額を撤回 文科省指摘で

北陸大(金沢市)が理事長の役員報酬を1カ月当たり100万円増額しながら、文部科学省の調査を受け、撤回したことが7日、分かった。

北陸大と文科省によると、北元喜朗理事長(61)が中国との学生交流で功績があったなどとし、昨年9月の理事会で報酬増が決まり、月約280万円から約380万円へ昇給した。文科省が今年4月、事情聴取し「他大学と比べ高すぎる」と指摘すると、北元理事長は翌月から増額の撤回を了承したという。

報酬額は大学が自主判断できるが、1人当たり年間2千万円を超えると、超過分が私学助成補助金から減額される。ある教職員は「研究費は削減される一方なのに、理事長が高額報酬を得るのは言語道断だ」と話した。

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