「iPad」で講義復習 京大でシステム運用『京都新聞』2010年6月4日付

『京都新聞』2010年6月4日付

「iPad」で講義復習
京大でシステム運用

京都大(京都市左京区)で、講義の動画を携帯端末で視聴し、復習などに生かすモバイル講義視聴システムの運用が本格的に始まった。対象講義の受講生に、システムを組み込んだデジタル携帯端末「iPod touch(アイポッド・タッチ)」を配り、発売されたばかりの新型マルチメディア端末「iPad(アイパッド)」にも対応していく。

視聴システムは、情報学研究科情報教育推進センターが、京都高度技術研究所の協力で開発した。現在、学生が視聴できるのは「メディア情報処理」など7科目で、終了した講義の録画と資料のスライドが表示され、復習に活用できる。本年度の講義の録画がすべてそろえば、来年度は予習用にもなる。端末の画面に学生が質問を書き込めば、教員が答える機能も持たせた。

情報教育推進センターは4日までに、7科目の受講生約70人にiPodを貸与した。また、iPadやiPhone(アイフォーン)を持つ受講生には、システムを組み込んでiPodと同様に視聴できるようにした。

大画面のiPadは表示スペースに余裕があるため「講義リストなど、さらに詳しい情報も表示できるようにしたい」(情報教育推進センター)としている。

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