公正な学長選考を求める裁判を支える会ニュースレター NO.19 2010、5,26

ニュースレター NO.19

                    2010、5,26

公正な学長選考を求める裁判を支える会

事務局:高知県高知市曙町2-5-1 高知大学教職員組合内

(TEL/FAX 088-844-1489)

5.21 裁 判 報 告(第一報)

前号(No18)でお知らせしたように、5月21日(金)に、高知地裁205法廷において、審理(証人調べ)が行われました。

当日は、午前・午後にわたる長時間の審理にもかかわらず、休暇をとって駆けつけた教職員・卒業生・元職員さらには法律専攻の現役学生で35の傍聴席は埋まりました。

審理は予定通り11時に開始され、以下のように進みました。

開始:5月21日(金) 11時

11:00~11:40 元職員B氏

11:40~12:10 職員K氏

休憩

13:30~14:10 意向投票管理委員会委員長(当時)I氏。

14:10~14:50 根小田渡 前人文学部長(当時は学長選考会議委員。2007年10月17日まで同副委員長)

14:50~15:30 高橋正征 前黒潮圏海洋科学研究科研究科長(当時 学長候補)

くわしい証言内容は次号以降で順次ご紹介します。

推理小説のように「意外な真犯人」が現れたり、決定的な新証拠が暴露されたりするという場面こそありませんでしたが、これまで大学側の発表ではあいまいになっていたことや隠されていたことが次々に明らかになり、状況の怪しさもさらに鮮明になりました。

B氏とI氏の証言については、5月22日の『高知新聞』朝刊記事、「「鍵かけたか覚えていない」 高知大学の学長選訴訟 事務職員が証言」で取り上げられています。それ以外にも、B氏(今や「某旧帝大総務部長」にまで出世しています)が、裁判長から「投票用紙の入った決裁箱をどのように整理するつもりだったのか」と問われて、完全にしどろもどろになるなどの場面もありました。更に根小田証人からは「河本事務局長(当時)が、金庫を開けた事務職員の行為について、票の再チェックのためであると発言していた」という爆弾証言が飛び出しました(この証言に対して国側弁護人からは一切反対尋問なし)。

裁判所がこれらの証言をどう判断するのか、また文部科学省の任命行為の法的責任をどう判断するのか、予断を許しませんが、私たちは高知大学をまともな大学にするために更に闘いを進めることを決意しています。皆様のさらなるご支援をお願いしたいと思います。

次回 8月12日(木)11:00~ 高知地裁 結審

(弁護団によれば判決は10月くらいではとのことです)

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