大阪府立大「考える会」が公開質問状 学部編成 理系中心に反対『産経新聞』関西版2010年5月21日付

『産経新聞』関西版2010年5月21日付

大阪府立大「考える会」が公開質問状 学部編成 理系中心に反対

大阪府立大学の理系中心の学部再編に反対している同大OBらで結成された「大阪府立大学問題を考える会」(中井英二代表)は20日、堺市中区の府大を訪れ、昨年学長名で出された大学改革に関する「見解」などに対する公開質問状を寺迫正廣副学長に手渡した。

公開質問状は、(1)昨年出された「府大のあり方についての見解」と前後して発表された「大学改革案」との相違について(2)理系中心の改革を選択した理由(3)文系学部は今後どうなるのか(4)「大学改革案」を再度検討すべき―の4項目。

寺迫副学長は「文理融合の新しい府大を作ろうとしている。新しい学域の中に文系は残していく」とし、改革への理解を求めた。一方「考える会」側は、「橋下改革に振り回されている印象が強い。総合大学として府大を残してほしいというのが私たちの願い」(中井代表)としている。

府大側は公開質問状への回答を約束した。考える会では、文系学部廃止などを訴える署名活動などを展開していくとしている。

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