学食を“喋り場”に 静大学長が開催、学生と対話『静岡新聞』2010年5月18日付

『静岡新聞』2010年5月18日付

学食を“喋り場”に 静大学長が開催、学生と対話

静岡大の伊東幸宏学長(52)は17日、静岡市駿河区の同大キャンパスの食堂で、学生と喋(しゃべ)る「学長オフィスアワー」を開いた。オフィスアワーは、学生の相談や質問に答えるために設ける時間。学生の声に直接耳を傾けようと初めて試みた。

伊東学長は学食の盆を持って学生が集うテーブルに座り、食事をしながら約10人と話した。学生は「学生時代の時間をどう使うべきか」と質問したり、「専攻と将来の夢にギャップがある」と悩みを打ち明けたりした。「学部棟の窓に網戸を付けて」「大学オリジナルの臓器移植のドナーカードを作りたい」とも要望した。

人文学部2年の太田有希さん(19)は「学長は意外とひょうきんで親近感がわいた」と喜んだ。伊東学長は「学長室にいると学生と喋ることができないのでさみしい。大学の主役は学生。大学運営のヒントも得られる」と笑顔だった。

今後も月1回を目安にキャンパス内で続けていくという。

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