高知工科大が奨学金…今年度から月10万円、入学金と授業料免除『読売新聞』2010年5月10日付

『読売新聞』2010年5月10日付

高知工科大が奨学金…今年度から月10万円、入学金と授業料免除

高知工科大(高知県香美市土佐山田町)は今年度から、新入生を対象に、入学金と授業料を全額免除し、月額10万円の奨学金を支給する特待生制度を創設した。私立から公立大学法人となった今年度、授業料は半額となったが、より学ぶ意欲のある優秀な学生を確保するのが狙い。国公立大による奨学金の給付は全国的に珍しく、四国では初めて。

特待生への応募要件は、大学入試センター試験で、志願する学群・学部の前期日程入試(A方式)の配点の8割以上を得点すること。定員は毎年度5人で、出願時に申請を受け付け、面接で選考する。システム工学群にこの春入学した県外出身の女子学生1人が、特待生第1号となった。

特待生制度が適用されると、入学金30万円(県内の学生は15万円)、年間授業料53万5800円が全額免除され、月額10万円の奨学金を支給。2年生以降も所定の単位数を取得し、成績を維持すれば、授業料免除と奨学金支給が継続される。

同大学入試部は「優秀な学生に県内にとどまってもらいたい、というのが一番の目的。来年は県出身者からも特待生が出てほしい」としている。

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