もんじゅでの研究、調査中心に…福大と原子力機構が連携協議会 『読売新聞』2010年4月27日付

『読売新聞』2010年4月27日付

もんじゅでの研究、調査中心に…福大と原子力機構が連携協議会

福井大と日本原子力研究開発機構は26日、同大学文京キャンパス(福井市文京)で連携協議会を開き、今年度の活動方針について話し合った。高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市白木)での研究や調査が中心になるという。

研究や人材育成の協力関係を強めるため、2006年10月に結んだ包括的連携協力協定によるもので、協議会の開催は5回目。福田優学長や、岡崎俊雄・原子力機構理事長ら16人が出席した。

会合の冒頭で、福田学長は「もんじゅの運転再開という大きな事業を控え、連携を深めていきたい」とあいさつ。岡崎理事長は「高い信頼性を持つ高速増殖炉の開発を進めることが、我が国にとっても、国際的にも重要な課題。互いに協力し、高速増殖炉の研究開発を加速していきたい」と述べた。

その後は非公開とされ、同大学担当者によると、今年度は▽両者が共同で設置したもんじゅの専門調査班の活動を本格化し、性能試験データなどの分析を進める▽もんじゅなど原子力施設に応用できるレーザー技術の開発に取り組む――ことなどを確認したという。

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