民間活用度で国立大学ランキング 奈良先端大がトップ 共同通信配信記事 2010年4月8日付

共同通信配信記事 2010年4月8日付

民間活用度で国立大学ランキング 奈良先端大がトップ

内閣府は8日、全国のすべての国立大学86法人を対象に、経費削減のために民間企業の参入をどれだけ容易にしているかの“活用度ランキング”をまとめた。総合順位の1位は奈良先端科学技術大学院大で、東大、京大など有力大学は下位に甘んじた。

ランキングは競争入札の実施割合などをもとに作成。独立行政法人に移行後も、民間活用が必ずしも進んでいない実態が浮き彫りになった。同日開かれた官民競争入札等監理委員会の国立大学法人分科会で公表した。

各大学の校舎の清掃や警備など施設管理業務を調査。2009年度の契約について、一般競争入札と複数年度契約の導入率に、入札せずに特定企業と契約する「随意契約」の上限金額を加味して順位付けした。

2位以下には政策研究大学院大、千葉大、茨城大が続いた。一方、東大は46位。大阪大はワースト2位、京大はワースト9位だった。

競争入札の導入率は、全大学平均が87.8%だったのに対し、京大は67.9%。

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com