育児支援へ院内保育所 東北大病院開設 『河北新報』2010年3月2日付

『河北新報』2010年3月2日付

育児支援へ院内保育所 東北大病院開設

東北大病院(仙台市青葉区)は1日、医師らの育児と仕事の両立支援を図る院内保育所「星の子保育園」を開設した。病院や隣接の大学院医学系研究科などに所属する医師らの乳幼児が利用対象で、4月までに14人が入園する予定。

星の子保育園は認可外の事業所内保育所で、旧西病棟1階の約230平方メートルを改修して設置。保育室3室を備え、定員は0~6歳児の25人。保育士7人が勤務し、午前7時半~午後6時半の基本保育のほか、保護者の宿直勤務に対応して終夜保育も予約制で行う。

看護師や事務スタッフなど全教職員が利用できる。医師確保策の一環として原則、定員の5割まで医師を優先。4月までに入園予定の14人のうち、8人は医師の利用。

同日行われた開所式では、里見進院長が「若い医師らのための環境づくりを一歩前進させることができた。今後もさまざまな取り組みを重ね、職員に優しい病院を目指す」と話した。

1歳2カ月の長女を入園させた看護師の女性(30)は「4月から職場復帰する。送り迎えも楽で、近くで働けるため安心だ」と語った。東北では、山形大病院と弘前大病院が院内保育所を設置している。

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