「山形の良さ生かし教育」 大学連携組織が共同宣言 『河北新報』2010年2月24日付

『河北新報』2010年2月24日付

「山形の良さ生かし教育」 大学連携組織が共同宣言

山形県内の大学、短大などでつくる「大学コンソーシアムやまがた」の結城章夫会長(山形大学長)らは23日、山形大で記者会見し、今後の教育目標をうたった共同宣言を発表した。山形市のJR山形駅前に、学生の活動拠点となる「新大学コンソーシアムやまがたセンター(仮称)」を設置することも明らかにした。

大学コンソーシアムやまがたは山形大、東北芸術工科大など11の高等教育機関と県で構成。2004年に設立され、単位互換、教職員の交流などを通して連携を深めてきた。

共同宣言は、これまでを第1期、10年度から5年間を第2期と位置付け、山形で学ぶことが人間としての感性を磨き、豊かな人間形成につながると強調。大学個々の教育とは別に、協力して山形の良さを生かした教育を実践する「もう一つの人づくり」を目指すという。

センターは、山形駅前のオフィスビル1階に設置。5月に開所し、学生の活動の場、情報発信拠点、コンソーシアム事務局として活用する。活動内容は、各大学の学生や教職員がプロジェクトチームをつくって決める。

結城会長は「山形には美しく厳しい自然や伝統文化がある。人生について考えたり、何かに没頭したりするには素晴らしい場所だ」と強調。「各大学が一体となって国内外の若者を呼び込みたい」と述べた。

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