秋田大病院、入院児の支援独自で継続 『読売新聞』秋田版2010年2月22日付

『読売新聞』秋田版2010年2月22日付

秋田大病院、入院児の支援独自で継続

秋田大学は、同大医学部付属病院(秋田市本道)で入院中の子どもたちの遊びや心の育ちをサポートしている発達支援グループ「たんぽぽ」の活動を、文部科学省からの支援がなくなる今年4月以降も継続すると発表した。

たんぽぽは、同大の小山田美香特任助教(38)と臨床心理士や保育士の合わせて4人グループ。病院内にある約30平方メートルのプレールームや病室で、主に小児科や小児外科に入院中の子どもたちと遊んだり、親の相談に乗ったりしている。

2007年度から文部科学省の支援事業としてスタートし、3年間で総額6600万円の助成金を受け活動していたが、今年3月末で支援が終了するため、存続を求める保護者ら約4800人分の署名が集まっているという。

年間約2000万円の経費については、5年間は同大がまかなうが、その後については、国や県からの助成や、一般からの寄付金を求めていくという。

長男(6)と遊んでいた湯沢市秋ノ宮の主婦菅恵理子さん(34)は「専門的な話や悩み相談に乗ってもらったりして、いつも助かっているので本当にうれしい」と話していた。

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