足銀、宇大に講座提供 歴史を通し「金融」説明 『下野新聞』2010年4月15日付

 

『下野新聞』2010年4月15日付

足銀、宇大に講座提供 歴史を通し「金融」説明

足利銀行(藤沢智頭取)は14日、宇都宮大で教養教育科目の講座「一地方銀行の歴史に学ぶ金融論」を開始した。同行と宇大が地域の発展や社会貢献、人材育成などを目的に締結した「産学連携に関する覚書」の取り組みの一環。同行が大学に講座を提供するのは初めて。

講座は、全学部の1~4年生を対象とした選択科目(2単位)。、同行の小野訓啓事務企画部長が教員を務め、1895年創業の同行の歴史を通して、金融市場の仕組みや機能、金融政策などについて講義する。銀行の役割のほか、バブル期の経営と不良債権問題、一時国有化から民営化への移行を踏まえた昨今の経済情勢などについて、前期中に15回開講する。

初回は、同行の歴史の概略について説明。「信用創造」など金融関連用語に関する知識のセルフチェックも実施した。小野部長は「足銀の歴史を縦糸、金融経済の仕組みを横糸に知識を織り成し、将来に役立ててもらいたい」と話した。

最終的には、新聞の金融経済記事を読んで理解できるレベルを目指しており、学生には興味を持った記事の感想などを毎回提出してもらう。

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