『北海道新聞』2012年3月7日付
秋入学、国大協総会で意見続出 「大きな改革の一環に」
国立大学協会(会長・浜田純一東大学長)は7日、東京都内で総会を開き、東大などが移行を検討している学部の秋入学について討論し「秋入学だけでなく、大きな教育改革の一環として議論すべきだ」などと各学長から意見が相次いだ。
総会で浜田会長は「単なる入学時期の変更ではなく、グローバル化の荒波を生き抜く若者を育てることのシンボルとしたい」と意義を強調し、意見を求めた。
鹿児島大の吉田浩己学長は、入学時期がさまざまなアジアの留学生が多い学内の現状を説明。「欧米の基準に合わせるだけでなく、アジアの若者にも柔軟に対応する必要がある」と指摘した。