『朝日新聞』2012年1月12日付
福島大への交付金、授業料免除などで10%増 センター建設にも補助
福島大学は11日、新年度予算案で国から交付される運営費が37億700万円で、前年度より3億7800万円、10%の増額となったと発表した。また、今年度の補正予算で新たに復興支援事業の補助金として1億5400万円と、事業拠点となる「うつくしまふくしま未来支援センター」の施設建設費が認められた。
国立大学の運営費交付金は一律1%減額が原則となっているなか、震災と原発事故の復興にあたる拠点として、被災地の他大学とともに認められたという。
内訳は被災者の授業料免除に1億400万円、磐梯朝日国立公園の保全に関する研究や、高度専門職業人育成教育事業といった特別プロジェクトなどに、前年度より7600万円多い2億6千万円など。