「うめきた」の大阪市研究施設、京大・阪大など参加『日本経済新聞』2011年10月15日付

『日本経済新聞』2011年10月15日付

「うめきた」の大阪市研究施設、京大・阪大など参加

 大阪市は14日、JR大阪駅北側の再開発地域「うめきた」に2013年春開設する市の研究施設「オープン・イノベーション・ヴィレッジ」に京都大学や大阪大学など6大学・研究機関が参加することで基本合意したと発表した。スーパーコンピューターを使って分子の動きを映像化する「可視化技術」の研究などに市と取り組む。12年3月に協定を締結し、参加を正式に決める。

 参加を予定するのはこのほか大阪市立大学、関西大学、関西学院大学と総務省所管の独立行政法人情報通信研究機構。可視化技術は京大、阪大、関大、関学、情報通信研究機構、「健康科学」は大阪市立大、「環境・エネルギー技術」は阪大が参加する。

 可視化技術は、薬の働きを映像化して新薬の候補となる物質探しなどに活用する。健康科学は疲労のメカニズムを解析して回復に役立てる。また、環境・エネルギーとロボット技術を組み合わせて未来の住宅を開発する。

 オープン・イノベーション・ヴィレッジは建設中のうめきた1期地区のビル内に設置する産業育成拠点「ナレッジキャピタル」の中核施設に予定されている。

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