中小企業支援へ茨城大と県公社連携協定  『茨城新聞』2011年7月29日付

『茨城新聞』2011年7月29日付

中小企業支援へ茨城大と県公社連携協定 

技術移転や就職、ベンチャー創出も

 茨城大学と県中小企業振興公社は28日、県内中小企業の活性化を図るため、大学の研究技術(シーズ)と県内中小企業が必要とする技術を結び付ける情報交換や合同での企業訪問、大学生の就職などを進める連携協定を結んだ。中小企業との連携による大学発ベンチャー企業の創出も図る。

 同大の池田幸雄学長と同公社理事長の上月良祐副知事が同日、水戸市内で協定書に調印。同公社は、企業と大学と結び付け、大学は研究技術を企業の課題解決や製品化などに生かしていく。

 池田学長は「大学は2年前から地域貢献を進めており、共同研究の進展にも期待したい」と述べ、上月理事長も「大学との協定をきっかけに、連携の質を高めたい。公社は中小企業との人脈を生かし、大学の技術を企業と結び付けていく。学生も連携にかかわる過程で学び、就職につなげていってほしい」と期待を込めた。

 同公社は毎年、ビジネスプランのコンテストを開き、茨城大発のベンチャー企業を含め中小の新事業を支援。大学は企業との共同研究も進めており、積極的な製品化やベンチャー創業にもつなげる構え。

 

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