次期学長に中井氏 福島大 選考会議投票3回目で決定 『福島民報』 2013年12月4日付

『福島民報』 2013年12月4日付

次期学長に中井氏 福島大 選考会議投票3回目で決定

来年3月末の任期満了に伴う福島大の学長選で、学長選考会議が3日、開かれ、次期学長に同大うつくしまふくしま未来支援センター長で行政政策学類教授の中井勝己氏(61)を選んだ。15人目の学長となる。

選考会議では、教職員対象の意向投票の結果などを踏まえ、外部委員を含む12人が無記名で投票した。選考会議の申し合わせでは、総投票数の3分の2の獲得が条件だが、中井氏が7票、現職の入戸野修氏(72)が5票で、1回目で決まらなかった。2回目でも同じ7票、5票だったため、条件を「過半数」に変更した。3回目で中井氏が7票を獲得して選ばれた。

中井氏は兵庫県宝塚市出身。専門は公法学・環境法。福島大の行政政策学類長、理事・副学長などを歴任。今年からうつくしまふくしま未来支援センター長。

選考会議終了後、中井氏は学内で記者会見し、「東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の被災者、被災地域への支援活動を継続、発展させていく。災害復興に役立てる人材育成も社会的使命だ」と抱負を語った。選考会議の杉原陸夫議長が選考経過を説明した。

福島大は今後、文部科学省に中井氏の学長選任を上申し、文部科学大臣名で正式に学長に任命される。任期は来年4月1日から4年。

2日に行われた教職員の意向投票では、中井氏が入戸野氏を7票上回り、最多だった。

 

 

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