大学院に新専攻「情報保障学」 筑波技術大が来年度 『東京新聞』茨城版 2013年11月16日付

『東京新聞』茨城版 2013年11月16日付

大学院に新専攻「情報保障学」 筑波技術大が来年度

視覚・聴覚障害者が学ぶ筑波技術大学(つくば市)は、二〇一四年度から大学院の修士課程に「情報アクセシビリティ専攻」(二年間)を設けると発表した。目や耳が不自由な障害者がより多くの情報を入手し、社会参加を支援する人材の育成や手話技術の習得、活動をサポートする機器の研究開発を行う。

このような学問分野を「情報保障学」と呼び、社会への浸透を目指している。筑波技術大(旧・筑波技術短期大)は一九八七年の開設以来、視覚・聴覚障害者のみを対象に教育を行ってきたが、同専攻で初めて健常者も受け入れる。

募集人員は五人。技術大の学生や特別支援学校の教員、福祉関係者らの入学を想定している。修了後の進路としては、障害者支援に関わる教職員や研究者を見込んでいる。

村上芳則学長は「将来的には博士課程や働いている人も受講しやすいようにサテライトキャンパスの設置を進めたい」と意欲を示す。 (松尾博史)

 

 

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