『佐賀新聞』2013年9月29日付
佐賀大・佐賀医大、統合10周年で記念式典
佐賀大学と佐賀医科大学の統合10周年記念式典が28日、佐賀市の本庄キャンパスであった。大学関係者ら約250人が出席。佐賀県内唯一の総合大学として教育の質を高め、「知の拠点」となって地域や産学官の連携を深める決意を新たにした。
式典で佛淵孝夫学長は「大学の経営戦略の視点を重視し、業務の効率化なども進めてきた。これからも地域や学生に愛される大学を目指し、発展に全力を尽くしたい」とあいさつ。周年事業で整備した正門の除幕式と美術館の開所式も併せて行われた。一新された正門は、旧佐賀高校の正門の位置に大学名の入った石碑を建て、門や塀は設けずに「開かれた大学」をイメージしている。
両大学は2003年10月1日に統合し、新しい佐賀大学が誕生。翌04年4月に国立大学法人化した。旧佐賀大を継承する本庄キャンパスと旧佐賀医大の鍋島キャンパスがあり、文化教育、経済、医、理工、農の5学部で編成する。