岡山大学長が「学都構想」語る おかやま楽習塾『山陽新聞』 2013年6月23日付

『山陽新聞』 2013年6月23日付

岡山大学長が「学都構想」語る おかやま楽習塾 

 郷土ゆかりの識者による連続講演会「おかやま楽習塾」の第3期第1回講演会が22日、岡山市北区柳町、山陽新聞社さん太ホールで開かれた。岡山大の森田潔学長(63)が、国際的な研究、教育拠点として地域に貢献する「学都構想」について展望を語った。

 2011年の学長就任以来、構想の柱として提唱する「強く、美しい、魅力ある大学」の実現について説明。少子化で激化する大学間競争の現状を踏まえ、「研究、教育の充実はもちろん、地域に存在感を発揮することで評価を高めたい」と強調した。

 具体的方策として、11月に竣工(しゅんこう)する鹿田キャンパスのホール、津島キャンパスに建設する交流広場を市民に開放することなどを挙げた。その上で、大学と地域が協力して全米一の医療産業都市となったピッツバーグ、まちづくりに取り組むフランス・ストラスブールのような学都を目指すとした。

 蓄積した研究成果と人材を生かし、「岡山を世界の誰もが知るブランドにするため努力を惜しまない。協力をお願いしたい」と約300人の聴衆に呼び掛けた。

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