『毎日新聞』2013年3月29日付
大阪教育大:近畿大と連合教職大学院 15年4月設立
国立の大阪教育大(大阪府柏原市)と私立の近畿大(東大阪市)は28日、共同で連合教職大学院を2015年4月に設置すると発表した。担当する教科の専門性を高めるとともに、いじめや体罰、国際化などに対応できる質の高い教員の育成が目的。大教大によると、国立と私立の垣根を越えた連合教職大学院は、京都教育大と同志社大など7私大の連携に次いで全国2例目という。
新設の大学院は定員約30人、学舎は大教大天王寺キャンパス(大阪市天王寺区)を予定している。4月に具体的なカリキュラムなどを検討する協議会を両大学で設置する。
教職大学院は専門性の高い教員養成を目的に08年度に設置が認められた。大教大は「さまざまな課題に対応できる教員を育成するには、国私立の垣根を越えた連携が最も有効だと判断した」としている。【江口一】