金大が秋始業検討 来年3月めどに判断 『北國新聞』2013年3月19日付

『北國新聞』2013年3月19日付

金大が秋始業検討 来年3月めどに判断 

 金大は新年度、欧米の大学で一般的な秋入学に対応するため、現行の春入学を維持したまま秋に本格的な授業を始める改革案を検討する。入学から授業開始までの半年間は、インターンシップ(就業体験)やボランティア活動、語学研修などのプログラムで単位認定する方針。来年3月をめどに、導入の有無などを判断する。

 中村信一学長が18日の記者懇談会で明らかにした。4月から1年間、理事でつくる教育企画会議で、秋始業の対象となる学類や実質3・5年で卒業要件を満たすカリキュラム、入学後の半年間の活動を単位として認める仕組み、学期の在り方などを検討する。卒業時期は従来通り3月とする。

 金大は、学生の海外留学と留学生受け入れの推進や教育の充実に向け、入学時期や入試の在り方を見直すため昨年3月、外部有識者を含む諮問機関を設けた。2月末の答申で秋始業が提案された。中村学長は導入時期について「4~5年はかかるのではないか」とし、「国内外の動向を見ながら、本学のアイデンティティーを示したい」と述べた。

 大学の入学時期をめぐっては、東大が春入学のまま秋に本格的な授業を始める改革案を検討している。

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