燕三条地場産センター、新潟大大学院と包括連携 経営力磨く『日本経済新聞』2012年7月18日付

『日本経済新聞』2012年7月18日付

燕三条地場産センター、新潟大大学院と包括連携 経営力磨く

 新潟県燕市と三条市などが出資する燕三条地場産業振興センターは26日、新潟大学大学院技術経営研究科と包括連携協定を結ぶ。民間企業出身者など技術と経営に詳しい教員が在籍する同研究科と組むことで、燕三条地域の中小企業の経営力を高める狙い。

 26日に同センターで、理事長の鈴木力燕市長と同研究科の野中昌法研究科長が出席し、協定の調印式を開く。

 同センターが大学と連携協定を結ぶのは今回が初めて。

 2、3カ月に1度、同研究科の教員による講演会を開くほか、各企業が持つ個別課題について助言する機会なども設ける。同研究科は技術と経営の両方に精通する自動車や電機など大手メーカー出身の教員らを抱える。

 一方、燕三条地域には技術力に優れた企業が多いものの、企業戦略を立てるといった経営面の力量が不足している企業も少なくないという。

 26日の調印式後には記念講演会を開く。ヤンマー出身で同研究科の田中亨特任教授による「日本企業とグローバル化」と題した講演などが予定されている。

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