小樽商大、学生6人無期停学を決定『読売新聞』2012年7月12日付

『読売新聞』2012年7月12日付

小樽商大、学生6人無期停学を決定

 北海道小樽市の小樽商科大学アメリカンフットボール部員が飲酒し、未成年7人を含む9人が病院に搬送され、1人が死亡した問題で、同大は11日、 教授会を開き、4年生男子部員5人と「学生コーチ」1人の計6人を無期停学とするなど部員の処分と、同部の廃部を賛成多数で決定した。

 12日に部員に処分を通知して公示し、記者会見する。

 教授会終了後、報道陣の取材に応じた山本真樹夫学長は、最も軽い訓告から無期停学までの懲戒処分対象者が50人規模になることを示唆した。1年生 の未成年者でも、飲酒した学生については厳重注意とすることも明らかにした。自身ら幹部の責任については、「明日(12日の記者会見で)報告させていただ く」と述べるにとどめた。

 山本学長は、「重い議題なので、原案をそのまま通すのではなく、随分(参加した教授から)意見を出してもらうようにした」と振り返り、アメフト部の廃部処分については、「(廃部にすることが)規定にない手続きだったので議論が長引いた」と語った。

 教授会の最中、会場となった同大会議室から、「(月内に設置する外部委員の)第三者委員会の結論が出てからにしろ」といった怒声も聞こえた。山本学長は、議論の過程について「ノーコメント」と言及を避けた。

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