自由な発想で「面白い富大を」 若手職員、広報サポートスタッフ発足『富山新聞』2012年4月12日付

『富山新聞』2012年4月12日付

自由な発想で「面白い富大を」 若手職員、広報サポートスタッフ発足

 富大の広報活動に若者の自由な発想を生かそうと、20代の若手職員でつくる「広報サポートスタッフ」が発足した。第1弾として新聞の全面広告を制作しており、新年度も新たな企画を打ち出そうと、11日はスタッフが富山市の五福キャンパスに集まり、アイデアを出し合った。スタッフは「富大って面白そうと思ってもらえる企画を考えたい」と張り切っている。

 広報サポートスタッフは、多様化する大学の広報活動に若い感性を取り入れようと、五福、杉谷、高岡の3キャンパスから、勤務年数5年以内の事務系職員を募った。昨年11月までに12グループから各1人が選ばれた。

 スタッフは、3月30日付の富山新聞に掲載された全面広告の企画を担当。スタッフと学生の顔写真で「富山大学」との文字を描くユニークな仕上がりとなった。同じデザインでJR富山駅の看板広告を作り、ポスターも100部制作した。ポスターは、5日に富山市総合体育館で行われた入学式や学内に掲示したところ、学生から「ポスターをほしい」との声も寄せられた。

 11日はスタッフから▽富大のイメージキャラクターやグッズを作りたい▽図書館や黒田講堂を地域の人にもっと利用してほしい▽研究に打ち込む学生や、職員の素顔を紹介すれば、大学の魅力をもっと知ってもらえる―などの意見があった。

 学術情報部図書館情報グループの金田佳子さん(25)は「別の部署のいろんな人の話を聞くことが、自分の業務の参考にもなる」と話した。総務部広報グループの関口真美さん(24)は「スタッフの意見をつなぎ合わせ、若手職員にしかできない柔軟な発想で企画を考えたい」と意気込んでいる。

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