『朝日新聞』愛知版2012年3月10日付
省エネ+エコ 学生寮が完成 愛教大
刈谷市の愛知教育大学の構内に新しい学生寮(女子棟)が完成し、9日、関係者が出席して披露式典があった。二酸化炭素の排出量削減や環境負荷の低減を実現するため、LED照明や複層ガラス、外断熱を採用するなど省エネと環境面に配慮した。
同大では6棟目の学生寮になり、鉄筋コンクリート4階建てで延べ床面積は約770平方メートル。総事業費は約1億6千万円。車いす利用者用1室を含む計32室で、1~4年生と外国人留学生が生活する。
各部屋の広さは約14平方メートルで、ユニットバス、トイレ、キッチン、エアコン、クローゼットなどを完備し、寮生活の利便性を確保した。各階には洗濯機と衣類乾燥機、ホールもある。
寄宿料と共益費、光熱水道料などで月1万9500円。今後は、古くなった既存の学生寮の改修にも取り組むという。(松永佳伸)