福島大:放医研と共同研究で協定『毎日新聞』福島版2012年2月14日付

『毎日新聞』福島版2012年2月14日付

福島大:放医研と共同研究で協定

 福島第1原発事故による汚染状況の研究や人材育成を連携して進めようと、福島大は13日、放射線の人体への影響などを研究する独立行政法人「放射線医学総合研究所」(千葉市)と協定を結んだ。福島大の入戸野(にっとの)修学長は「地元大学として、放射線の低減化に努力したい」と話した。

 協定の締結で、農作物などに含まれる放射性物質を計測するため、放医研が所有する高精度の「ゲルマニウム半導体検出器」が活用できる。学生と所員の交流や、共同研究を深め、汚染対策に関する学生の育成を図る。福島大構内に、共同の研究拠点の設立も検討しているという。

 放医研の米倉義晴理事長は「福島県の復旧と復興に尽くしていきたい。この協定はその第一歩」と話した。【三村泰揮】

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