道教大 教育以外の学部開設へ/2013年度から 芸術課程など独立『読売新聞』2011年10月24日付

『読売新聞』2011年10月24日付

道教大 教育以外の学部開設へ/2013年度から 芸術課程など独立 

 北海道教育大学(本間謙二学長、札幌市)は22日、卒業要件に教員免許の取得を必要としない「新課程」のみを設置している函館校(北海道函館市)と岩見沢校(同岩見沢市)について、教育学部から分離し、2013年4月から新学部を開設する構想を明らかにした。 

 道教大などが主催して同日、札幌市内で開かれた大学改革のシンポジウムで公表された。国立大学法人の教員養成系学部から新課程が学部として独立すれば、全国で初めてのケースとなる。 

 同大によると、函館校(入学定員330人)は現在の「教育学部人間地域科学課程」を「国際地域創造学部」(仮称)へ、「教育学部芸術課程」と「同学部スポーツ教育課程」を置く岩見沢校(同180人)については「芸術・スポーツ文化学部」(同)に改編する。 

 地域の活性化を担う人材を育成するのが新学部を設ける目的で、来年度の文部科学省の審議会で認められれば、学生募集を始める考えだ。 

 道教大は現在、教育学部だけを有する単科大学。キャンパスは北海道内5か所にあり、札幌校、旭川校、釧路校は教員養成課程で、入学定員は合計700人。函館・岩見沢校は教員養成課程を有していないが、定員は同大全体の約4割を占めている。

 

 

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