徳島大と中国・中南大 学術交流締結で合意『徳島新聞』2011年10月24日付

『徳島新聞』2011年10月24日付

徳島大と中国・中南大 学術交流締結で合意

 中国・湖南省を訪れている徳島県訪問団の香川征徳島大学長は23日、長沙市の中南大学で黄伯雲学長と会談し、学術交流協定を締結することで基本合意した。今後、両大学が重点的に取り組んでいる糖尿病などの医学分野や、環境・エネルギーなどの工学分野で共同研究を進める。

 黄学長は「地域や国、世界に貢献するのが大学の責任。両大学の強みを生かすことで、共同研究の成果が上がると期待している」と述べた。香川学長は「糖尿病患者の増加は世界的な課題で、研究はますます重要になる」として、徳島大と交流のある南京大学(中国・南京市)を加えた3大学によるフォーラムの共同開催を提案した。

 国家重点大学に指定されている中南大は医学や工学をはじめ、文学、法学、経済学など10学科がある総合大学で、大学院を含む学生数は約5万2千人。三つの付属病院も運営している。

 両学長による会談は、24日に締結される県と湖南省との友好提携の一環。会談には県訪問団長の飯泉嘉門知事らも出席した。

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