『読売新聞』2011年10月20日付
次期学長、不適切経理か…東工大が調査委設置
東京工業大学（東京都目黒区）は１９日、次期学長に就任予定の岡崎健・工学部長（６２）が研究費を不適切に使用した可能性があるとして、調査委員会を設置したことを明らかにした。
同大では７月、当時、次期学長に内定していた大倉一郎・副学長（６６）の不正経理が発覚し、就任を辞退していた。
同大では、大倉副学長の不正経理が発覚後、岡崎氏ら学長候補の研究費の使用状況を調査。岡崎氏が研究費を使って物品を購入する際、不適切経理をしていた可能性があるとして、９月１６日に委員会を設置した。
岡崎氏は同月２０日、学内の選考会議で次期学長に選ばれた。岡崎氏は大学側に「事実ではない」と述べており、同大は今月２４日の就任に変更はないとしている。