『北國新聞』2011年10月14日付
研究支援の人材育成 金大、モデル機関に選定
金大は13日までに、大学の研究者を支援する人材を育成、活用するモデル機関に選ばれた。文部科学省の事業の一環で、プロジェクトの企画立案や情報収集などの面で研究者をサポートする人材を配置する。来月にも学内に新たな組織を発足させる。
研究者を支援する人材は「リサーチ・アドミニストレーター(URA)」と呼ばれる。全国から29件の応募があり、このほど金大のほか東大、東京農工大、名古屋大、京大がモデル機関として選ばれた。金大は2007(平成19)年からURA3人を配置しており、全国に先駆けてURAを活用してきたことなどが評価された。
2013年度まで実施し、事業費は約2億5千万円。金大によると、現在の研究支援組織「フロンティアサイエンス機構」と産学官連携・知的財産活動を支援する「イノベーション創成センター」を融合した新組織を構築し、17人程度のURAを配置する。URAとなるために必要な技術や能力開発プログラム策定も目指す。