MSN産経ニュース配信記事2011年10月5日付
公務員給与下げ法案「成立急ぐ」 復興特委で野田首相
衆院東日本大震災復興特別委員会は5日、野田佳彦首相と関係閣僚が出席して集中審議を行った。この中で野田首相は、復興財源を捻出するために国家公務員の給与を平均7・8%引き下げる特例法案について、「成立に万全を期したい」と述べ、法案成立を急ぐ考えを改めて表明した。
同法案をめぐっては、平均0・23%の引き下げを求めた人事院勧告との兼ね合いが問題となっているが、首相は勧告への対応について「政府内で協議している」と述べるにとどめた。また、国会議員の定数削減に関しては「政党間協議が必要だ。民主党代表として、積極的にかかわって実現に努力したい」と意欲を示した。民主党の田嶋要氏、自民党の額賀福志郎氏らへの答弁。
今回の復興特別委は、震災から半年以上が経過し、復旧・復興の状況を確認するとして国会閉会中だが開催された。6日には参院震災復興特別委が開かれる。