京大、節電でお盆休み 15、16日 病院除き一斉休業 『京都新聞』2011年7月28日付

『京都新聞』2011年7月28日付

京大、節電でお盆休み 15、16日 病院除き一斉休業

 京都大は27日までに、お盆に合わせた夏季一斉休業を実施することを決めた。これまで研究を最優先して全学的な「お盆休み」を設けていなかったが、電力供給状況を考慮し、8月15、16の2日間、医学部付属病院を除いて休業する。

 国立大も2004年の法人化以降、温室効果ガスの排出削減や教職員のリフレッシュを目的に、お盆時期の一斉休業の実施が進み、京都でも京都工芸繊維大、京都教育大が導入した。京大でも省エネなどの効果から実施を求める意見があったが、お盆でも実験などで多くの研究室が研究を続けており、限られた部局の事務室での実施にとどまっていた。

 京大は今夏、全学的な独自の節電プログラムに取り組んでおり、その一環として一斉休業を検討、8月15、16日で実施を決めた。直前の土、日曜とあわせて4連休になる。

 今夏は特例として実施するが、来年以降も継続を検討する。実験で生物などを扱う研究室の休業は実際には難しいが、できる限り協力を求めるという。

 京大職員課は「研究室に配属されている学生にも休業の周知を徹底し、節電に資したい」としている。

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