東北芸工大・京都造形大:姉妹校、運営の法人統合へ /山形 『毎日新聞』2011年6月17日付

『毎日新聞』2011年6月17日付

東北芸工大・京都造形大:姉妹校、運営の法人統合へ /山形 

 東北芸術工科大(山形市)と、姉妹校の京都造形芸術大(京都市)を運営するそれぞれの学校法人が16日、山形市で会見し、来年4月に法人統合することで合意したと発表した。 

 会見には両学校法人の理事長を務める徳山詳直氏らが出席した。両法人の副理事長の古沢茂堂氏によると、両大学を運営する学校法人を設立する方針。両大学は対等な関係で統合するという。古沢副理事長は「両大学とも経営は良好で、弱者救済の統合ではない。経営規模が大きくなることで、積極的な設備投資や機材整備ができ、学生のための環境改善につながる」と統合の理由を話した。 

 今後は、統合に向けた協議会を開く。7月末には理事会・評議員会を開き、合意を得た上で、文部科学省に法人統合の申請をする。11月ごろ法人統合が認可される見込みで、来年4月1日に統合する予定。統合後の学生数は1万871人、収入は112億8479万円、総資産額408億5426万円となる。

 芸工大の根岸吉太郎学長は「経営が安定していれば、学生の授業料免除なども含め、安心して長期的な視野で前に進むことができる」と話した。【和田明美】

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