大分高等教育協議会が発足 地域に貢献へ『大分合同新聞』2011年5月25日付

『大分合同新聞』2011年5月25日付

大分高等教育協議会が発足 地域に貢献へ

 県内の大学や短大など九つの教育機関による連携機関「大分高等教育協議会」が24日、発足した。研究連携、教育連携を2本柱としながら、産業振興や人材育成といった幅広い分野で地域貢献を進めていく。

 県庁で設立総会があり、協議会を構成する関係教育機関のトップらが出席。会長に羽野忠・大分大学長を選出した。

 会の方針として、これまで研究、教育の2分野でそれぞれ活動してきた連携機関「地域連携研究コンソーシアム大分」「とよのまなびコンソーシアムおおいた」の取り組みを推進しながら、県や市町村にも人材育成や研究といった幅広い面で連携を呼び掛けていくことを確認した。

 総会後の会見で、羽野会長は「学生は幅広い分野で知識を深める必要があり、大学間連携が有効だ。今ある二つの連携機関の窓口を一本化し、研究と教育の取り組みをさらに進めたい」と強調。是永駿副会長(立命館アジア太平洋大学長)は「東日本大震災を受けて、地方自治体レベルでも防災体制をより深く考える必要性が高まってきた。自治体と連携して真剣に検討していきたい」と述べた。

 協議会を構成するのは大分大、県立芸術文化短大、日本文理大、放送大学大分学習センター、大分高専(以上、大分市)立命館アジア太平洋大、別府大、別府大短期大学部、別府溝部学園短大(以上、別府市)。

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