櫻井財務副大臣記者会見の概要(平成23年5月12日)

http://www.mof.go.jp/public_relations/conference/my20110512.htm

櫻井財務副大臣記者会見の概要(平成23年5月12日(木曜日))

【質疑応答】

問)  今月初めに1次補正が成立して、これから被災地の本格的な復興に向けて2次補正がいよいよ検討に入ってくるかと思うんですけれども、副大臣として、あるいは被災地選出の議員として2次補正の時期について、いつ頃が適当と考えられるでしょうか。お考えをお聞かせください。

答)  今回の復旧予算の中に盛り込まれればよかったのかもしれないけれども、具体的な例を申し上げると、たしか東北大の予算は入っていないんですね、違っていたらごめんなさい、違っていなければの前提にしてください。東北大学も相当な被害を受けまして、僕が聞いている範囲で言うと800億から1,000億ぐらいだそうですけれども、研究も進まないだけの問題ではなくて、学生さん達の授業を何とか色々部屋を整理してやりくりしてやっと出来るような状況になってきているんです。これが1次補正のところで間に合っていないんです。ですからこれを復興予算と見るのか大学の関連ですから、復旧予算と見るのかというのが非常に難しくて、こういう案件に関して言うと何らかの形で早くに措置をしてあげないと学生さん達はすごく大変なことになるのではないのかと。それから研究者の人達も一日でも早く研究体制を作りたいと思っているわけです。実際のところ今、東北大学にヘッドハンティングに来ているんですね、海外から優秀な研究員に対して。この人材の流出というのは日本国にとって大きな損失ですから、そういうことを手当てしていくためには、私はある部分のところは本当は早くやっていかなければいけない予算というのもあるのではないかと、そう感じております。ですから今、それは私が東北大学から色々話を聞いたのでそう感じていることであって、実際にそういう予算がどの程度あるのかがまだつかめておりません。今回の1次補正の中では不十分で、早くに予算措置してくれという声があれば、それは当然のことながら早くに対応する、これが予備費で対応出来る案件なのかどうか、そこら辺がよく分からないんですけれども、いずれにしろ早急に対応しなければいけないものがたまってくれば、やはりなるべく早くやってくるということが当然のことなのではないのかと、そう感じます。

 ただし一方で、今回の予算で現場としては、一番は何といっても瓦礫の処理が終わらないと新しい街を作るなんていうこと自体が無理ですし、例えば養殖にしても、そこの漁場の整理が終わらないとなかなかすぐに養殖する環境にもならないわけであって、そういう瓦礫の処理とかを全部終わらせてみて、それから街の計画を立ててみないと復興というのは進んでいかないことになるでしょうから、そういう点で言うときちんとした議論を行った上で予算計上するべきものもあるのだろうと。ですから、2次補正のところがそういう点で言うと時期は早いものがあればいい部分もあれば、それから今申し上げた通り十分に検討してから挙げてきても間に合うものもあって、ちょっと混在しているので難しいのかなと。復旧予算はとにかく一日でも早い方がいいわけであって、そういう点で言うと少し意味合いが中途半端と言ったら怒られるかもしれませんけれども、そういう関連の予算のような気がしています。

(以下略)

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