『朝日新聞』群馬版2011年5月6日付
群大、被災学生の学費免除
群馬大学は、東日本大震災で被災し、学費や生活費の捻出に困っている新入学生と在学生に対し、入学料と年間の授業料を免除することを決めた。
実家の住居が全半壊、一部損壊など被害に遭った人のほか、学費を負担するはずの保護者らが勤務先の業績悪化で失業してしまったり、給料が激減してしまったりし、経済的支援が必要な学生が対象。保護者が死亡してしまったケースも実際に出ているという。
学生からの減免申請を審査したうえで、入学料約28万円、年間の授業料約54万円を全額免除する。
4月28日現在、7人が入学料、授業料とも免除され、22人が授業料を支払わないで済むという。