富大に行員常駐派遣 富山銀 地域活性化へ連携『中日新聞』富山版2011年3月10日付

『中日新聞』富山版2011年3月10日付

富大に行員常駐派遣 富山銀 地域活性化へ連携 

 富山銀行(高岡市)は二〇一一年度から、富山大地域連携推進機構(富山市)に行員を常駐派遣する。地域振興への貢献が目的で、斎藤栄吉頭取と西頭徳三学長が九日、同大五福キャンパスで協定書を締結した。

 地域連携推進機構は、産学官の共同研究のほかに市民講座を開催している。

 銀行員の常駐派遣は北陸三県では初めてで、全国でも珍しいという。派遣されるのは三十代の男性行員で期間は一年間。銀行で培ったノウハウやネットワークを活用して、企業と大学の共同研究を企画立案するほか、金融機関と大学の連携による地域活性化策の調査研究をする。

 西頭学長は「総合大学としての目玉は、研究教育と地域貢献。産官学と金融が個別で活動する時代ではなく、地域の結集が試される」と述べ、斎藤頭取は「大学の素晴らしい知的財産を活用して『地元の貯蓄』を地元に還元したい」と意欲をみせた。 (山田晃史)

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