包括連携協定:信州大と諏訪東京理科大が締結 学術研究や教育、交流など『毎日新聞』長野版2010年12月15日付

『毎日新聞』長野版2010年12月15日付

包括連携協定:信州大と諏訪東京理科大が締結 学術研究や教育、交流など

 信州大(本部・松本市)と諏訪東京理科大(茅野市)が、包括連携協定を結んだ。学術研究や学生の教育、教員の交流、地域貢献、産学連携などで相互に協力する内容で、信大が全学として県内の大学と連携協定を結ぶのは初めて。理科大グループは東京理科大が05年に信大と協定を結んでいるが、諏訪東京理科大が他大学と協定を結ぶのは初めて。

 両大学はこれまでも、県内8大学でつくる「高等教育コンソーシアム信州」を通じて学生が相互に遠隔授業を受けたり、研究プログラムで教員同士が協力するなどしてきた。協定を結ぶことで、さらに関係を深める。

 諏訪地域では信大が08年、産学官連携で、岡谷市の施設に社会人を対象とする工学系大学院のサテライトキャンパスを設置。今後、同地域での大学院教育や高等専門職の養成でも、双方が連携していく計画だ。

 諏訪市内であった協定調印式で、信大の山沢清人学長は「ものづくりが盛んな諏訪で、双方が手を結ぶのは大変にうれしい。協定が大きく育つようお願いしたい」とあいさつ。諏訪東京理科大の河村洋学長も「学生レベルでも交流を深め、県と諏訪のさらなる発展に貢献できればと思う」と意欲を語った。【武田博仁】

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