『岩手日報』2010年12月3日付
岩手大との連携望む声 自治体と意見交換会
盛岡市上田3丁目の岩手大(藤井克己学長)は2日、同市内のホテルで地域連携に関する意見交換会を開いた。相互友好協力協定を結ぶ自治体から連携充実への要望が相次いだ。
協定締結自治体の首長ら関係者53人が参加。地域連携を担当する岩渕明理事と同大地域連携推進センターの小野寺純治副センター長が、自治体からの共同研究員受け入れや、各地域で行っているフォーラムなどの取り組みを紹介した。
自治体の代表からは「地域の課題に対して研究者や大学からの積極的な提言や提案が欲しい」(盛岡市)、「協定を結んだ自治体同市の交流の場を設けてほしい」(遠野市)などの要望が挙がった。
藤井学長は「各自治体からの要望のくみ取りが足りなかったように感じられる。これからニーズを聞きながら地域の課題に取り組みたい」と語った。
同大は2001年3月に釜石市と相互友好協力協定を締結。現在まで11の市村と協定を結んでいる。