『山陽新聞』2010年12月1日付
岡山大学長に森田氏
岡山大の学長選考会議が30日開かれ、千葉喬三学長の任期満了に伴う次期学長に、現副学長の森田潔岡山大病院長(60)=麻酔・蘇生学=を選んだ。任期は2011年4月1日から14年3月末まで。
学内外12人でつくる学長選考会議が、森田病院長と稲葉英男津山高専校長(63)=元副学長、岡田雅夫副学長(63)の3候補者を審査。29日に実施した教職員らによる学内意向投票の結果を参考に森田氏を全会一致で学長適任者に選んだ。
選考理由について本田茂伸学長選考会議議長は「教育、研究のみならず大学病院長としても優れた実績を挙げてきた。岡山大をさらに力強く飛躍させてもらえると判断した」と述べた。
森田氏は「重責に身の震える思いだが、持てる力を存分に発揮して岡山大と地域の発展に尽くしたい」と抱負を語った。
岡山大学長の選考は国立大学法人化(04年)を機に、従来の教員による投票から、選考会議が面接結果や意向投票などを総合的に判断する形式に変更された。