国立大学法人運営費交付金「特別枠」の要望に係るパブリック・コメントのお願い

東京藝術大学を応援していただける皆様へ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京藝術大学長

平素は本学の活動に様々なご支援を賜り、ありがとうございます。

東京藝術大学は、国からの国立大学法人運営費交付金の支援を受け、運営されています。

平成16年度の大学法人化以降、本学では毎年5千万円（1％）ずつの予算が削減され続け、経費の削減、業務の合理化に努めておりますが、このままでは、大学の運営に支障を来すところまできています。

そこへ、さらに平成23年度予算は全省庁一律10％の予算カットの方針が示されました。

ただし、10％を超えて削減した場合には、その分を「特別枠」として要求できることとなっており、文部科学省では、元気な日本の復活を目指すためには「強い人材」の育成が不可欠であるとして、国立大学法人運営費交付金を約５％削減しながら、10項目にわたる「特別枠」の要望枠として8,628億円を計上しています。

しかし、財務省に提出された政府全体の要望枠は、3兆円弱となり、今後公開の場で事業の優先順位をつける「政策コンテスト」を経て約3分の１に当たる1兆円を超える程度まで圧縮される見込みです。

この際、10項目における要望枠の事業が認められなければ、過去5年間削減された金額を1年で削減することになり、国立大学の機能は停滞し、皆様の期待に十分に応えられなくなる状況に直面することとなります。

この「政策コンテスト」は、予算編成過程の透明化・見える化を進め、皆様の声を予算編成に反映させる試みとして、「元気な日本復活特別枠」要望に関するパブリック・コメントを実施し、皆様からのご意見を広く募集しているところですが、頂いたご意見は、内閣官房において集計し、10月下旬を目途にその結果を公表するとともに、皆様からのご意見を参考として、「特別枠」要望の優先順位づけの基礎資料とすることとなっています。

すなわち、皆様のご意見の多寡が「特別枠」の要望それぞれの採否に大きく関わることになっています。

「強い人材」を育成し、元気な日本復活を実現させるため、文部科学省の要望枠へ多数のご意見を頂戴し、「特別枠」の要望実現に是非ご支援いただきたく、コメントの書き込みについて、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

期間 平成22年9月28日（火）正午～10月19日（火）午後5時までの間
HP 「元気な日本復活特別枠」要望に関するパブリックコメント