兵庫県と神戸大が包括協定『神戸新聞』2010年8月3日付

『神戸新聞』2010年8月3日付

兵庫県と神戸大が包括協定 

兵庫県と神戸大学(神戸市灘区)は2日、科学技術や産業振興、人材育成、地域活性化などの課題に協力して取り組む「包括連携協定」を結んだ。これまで分野ごとに連携してきたが、さらに幅広い協力を進めていく。

調印式には井戸敏三知事と神戸大の福田秀樹学長らが出席し、協定書に署名した。井戸知事は「相互に相談できるプラットホームができた。県民生活の向上や県政課題の解決に役立つはず」とあいさつ。福田学長も「人材や物的資源の有効活用で地域に貢献したい」と応じた。

今後、次世代スーパーコンピューター、大型放射光施設スプリング8を使った共同研究や地域医療などで協力を進める。井戸知事は「神戸大と県立大での単位互換を提案し、学生の交流も目指したい」と意欲を示した。

調印後には講演会も開かれ、協定締結の意義や産官学連携プロジェクトの紹介などがあった。
(井関 徹)

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