基地病院に新潟大病院 ドクターヘリ導入検討委『読売新聞』新潟版2010年7月10日付

『読売新聞』新潟版2010年7月10日付

基地病院に新潟大病院

ドクターヘリ導入検討委

専用ヘリコプターに医師らが搭乗して救急患者のもとへ向かう「ドクターヘリ」の2012年度の運用開始を目指し、具体的な課題を話し合う「県ドクターヘリ導入検討委員会」(座長=堂前洋一郎・県医師会理事)の初会合が9日、新潟市中央区の県自治会館で開かれ、ヘリが常駐する「基地病院」に、新潟大学医歯学総合病院を選定した。

県内で唯一「高次救命災害治療センター(高度救命救急センター)」を持ち、救急医の数が十分なことや、給油施設を備えたヘリポートを建設中であることなどが選定理由となった。

導入にあたっては、基地病院がヘリコプターの運航会社と委託契約を結ぶ。委託費用や、医師、看護師の人件費などに年間約2億円の運用費用を見込み、国と県が半額ずつ補助する。

今後は着地地点の選定や、搬送先決定のルールづくりなどを検討する。

これまで佐渡市などから患者を搬送する際は、県の防災ヘリを利用していたが、付き添いの医師が搬送元の病院から離れることになるなど不便な点が多かった。

県によると、ドクターヘリはすでに19道府県の23施設で運用が開始されているという。

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