滋賀大:賃金未払いなど61人 労基署へ報告「職場改善図る」『毎日新聞』滋賀版2010年6月26日付

『毎日新聞』滋賀版2010年6月26日付

滋賀大:賃金未払いなど61人 労基署へ報告「職場改善図る」

職員の賃金未払いなどで彦根労働基準監督署から是正勧告を受けた滋賀大(本部・彦根市)は25日、遡及(そきゅう)支給対象者は61人で総額約579万円とする報告書を同労基署に提出したと発表した。大学側は7月給与でさかのぼって支給する。

4月27日に労基署の立ち入り調査と是正勧告を受け、彦根・大津両学舎と付属幼稚園、小・中学校などの副課長級以下の事務系職員と全教諭計191人について調査した(1月~4月26日分)。支給対象者は事務系職員50人と教諭11人。このうち労使協定による残業限度時間(月45時間)を超えていたのは22人。最高は財務系職員の277時間、約62万円だった。

滋賀大理事の三竹俊之事務局長は「労働に対する対価の考えがあいまいだった。超過勤務命令簿や出退勤時間確認票をきちんと書かせ、職場改善を図る」と話した。【松井圀夫】

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