総合科技会議、若手研究者が科学技術予算を事前審査『日本経済新聞』2010年7月2日付

『日本経済新聞』2010年7月2日付

総合科技会議、若手研究者が科学技術予算を事前審査

内閣府の津村啓介政務官は1日、総合科学技術会議(議長・菅直人首相)が毎年秋に実施している各省庁の科学技術予算の優先度判定で、20~30代の若手研究者の意見を反映する仕組みを導入すると発表した。研究の最前線で活躍する若手の現場感覚を政策に反映させる狙い。現場では陳腐化しているような研究テーマのあぶり出しを期待している。

総合科技会議は毎年秋に各省庁が概算要求した科学技術予算について、大学学長経験者などの議員が中心となって4段階で評価し、年末の政府予算に反映させている。若手による審査を9月ごろに実施して、その結果も参考にして同会議が優先度を判定する。

津村政務官は「科学技術は中長期の取り組み。将来につなげるには若い人の意見も取り入れないといけない」と意義を強調した。

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com