広島大躍進、特許数・内容ランキング 全国7位『読売新聞』2010年6月4日付

『読売新聞』2010年6月4日付

広島大躍進、特許数・内容ランキング 全国7位

国内の各大学・研究機関が保有する特許の数や内容を評価し、順位付けする「2009年度大学・研究機関特許資産の規模ランキング」が、民間の特許分析会社「パテント・リザルト」(東京)から発表され、広島大が08年度の26位から躍進し、7位に入った。大学だけでみると、慶応大に次いで2番目の高評価となった。

07年度分から毎年発表されており、今回は、09年度末時点で有効な特許を1件以上保有していた328大学・研究機関が対象。広大は同年度中に約40件の特許を登録、保有数を137件としたうえ、「燃料電池などに使う水素を小スペースに多量に蓄える方法」、「データの保持特性が高い半導体メモリ」など注目度の高いものが多く、高評価につながった。

1位の産業技術総合研究所をはじめ、国などの研究機関が上位10位の大半を占め、大学は、広大のほか、5位の慶応大と、10位の九州大だけだった。東京大は17位、京都大は19位だった。

広大の岡本哲治副学長は「特許が企業に使われるように、『数を絞って質を高めよう』と言ってきた。国際競争力を高めるうえで大きな励みになる」と話していた。

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