「弘大は地域に貢献」 商議所会頭が国立大評価委に反論『陸奥新報』2010年5月25日付

『陸奥新報』2010年5月25日付

「弘大は地域に貢献」 商議所会頭が国立大評価委に反論

国立大学法人評価委員会の運営費交付金配分の公表で、弘前大学が全国最下位と報道されたことに対し、弘前商工会議所の新戸部満男会頭は24日の常議員会で「地元に密着し、地域経済に多大な貢献をいただいていることが評価されていない」と強く訴え、常議員に理解と協力を求めた。

常議員会では報告案件の中でこの問題を提示。弘前大学が進めてきた高度救命救急センターや白神自然観察園など数々の基盤整備が評価の対象になっていないことや、大学側が「首都園の大規模大学に有利な評価法で、公正ではない」として、委員会側に強く抗議していることが資料などを基に説明された。

新戸部会頭は冒頭のあいさつでもこの問題に触れ、強い口調で反論。「われわれの常識から全く外れている。評価の基準が分からない」と述べ、常議員に理解と適切な情報発信を呼び掛けた。

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